事業概要

事業名 宇都宮都市計画事業 六美町北部土地区画整理事業
施行者 六美町北部土地区画整理組合
施行面積 約49.96ヘクタール

ご挨拶

  1. 本地区の歴史
    本地区の歴史は、第二次世界大戦中に旧日本軍の飛行場として整備されたことに端を発します。戦後は農地開拓事業が進み、畑作(果樹等)を中心に広く農業が展開されました。
    時代は高度経済成長時期に移り、昭和30年代の終わりより本地区北側におもちゃ団地(工業団地)が整備され、その周辺には広く住宅地も整備され、新駅(おもちゃのまち駅)も設置されるに至りました。また獨協医科大学及び同病院も設置されました。
    その後も、地区周辺の動きとしては、主要地方道宇都宮栃木線の全線4車化、北関東自動車道及び壬生インターチェンジの整備、昨今ではみぶ羽生田産業団地への世界的企業の立地など、今に至るまで市街地形成の動きが絶えずなされてきたと言えます。
  2. 本地区が抱えるまちの課題
    そういった流れの中で、市街化調整区域である本地区内にも市街化の波が押し寄せ、沿道サービス施設や住宅等によるスプロール化が深刻なまでに進んできました。
    先に記載しました通り、本地区は農業開拓地でしたので、農業振興地域(市街化調整区域)として位置づけられております。従いまして、住宅地などの市街地を想定した都市的下水道(雨水、汚水)の整備は極めて限定的ですし、車同士が容易にすれ違える道路の整備、通過交通と地区内の生活道路を区別する様な道路ネットワークなどの構築は基本的になされておりません。
    目線を変えれば、農業振興を図る地域としては十分な整備、本来あるべき姿が出来上がっているのかもしれません。地区としては市街化を制限する区域ですので、むしろ人口増を誘引する整備を進めるべきではないのかもしれません。
  3. 次代の方々により良いまちを引き継ぐために
    それでも地域に根差す身としては、大雨の度に住宅敷地内に腰まで浸かってしまったり、通学路におおきな水たまりが出来て長靴でも児童が歩けないほどの冠水問題であったり、宅地内にいくつも地獄どぶを作らざるを得ない状況であったり、隅切りがなくて見通しが悪くて出会いがしらの事故が度々起きる状況について、看過することは出来ません。
    また、増え続ける耕作放棄地の問題もあります。農業後継者不足は顕著であり、現役農業従事者の高齢化も進みつつあります。このままでは山林化する農地、雑草が生い茂る農地等をきっかけに、虫の被害、景観上の問題などの増加が懸念されます。
    たしかに、過去にはヘルシータウン構想が立ち上がり、都市的な生活環境が出来上がることを期待した時期もありました。しかし、時代の流れの中で構想は実現しませんでした。悲しく、はたまた腹立たしい思いをしている方も多くいらっしゃると推察します。
    しかし、敢えて言わせて頂ければ、過去にとらわれてばかりいては何時までたっても過去から抜け出すことができないと思います。進む物事も進めることができないと思います。
    このように、様々な時代の影響を受けたこの地区です。皆様とともに、子供の世代、孫の世代を見つめ、より良い地区をつくっていきたい、今動き出さなくてはならないと切に思い、まちの課題解決を総合的効率的に進めることができる組合施行による土地区画整理事業検討に行きついた次第です。
    皆様、ご協力よろしくお願い致します。

平成29年9月13日
六美町北部土地区画整理事業組合設立準備会
会長 石島 松夫

まちの課題・解決に向けて

雨水

【課題】

  • 恒常的に発生する、通行が出来なくなるほど道路、宅地に溜まる雨水の解消。

当地区の道路、宅地に溢れ出した雨水(地権者様提供写真)

【解決、低減に向けて】

  • 雨水調整池を東西に1基づつと、調整池への雨水ルートとして道路側溝、雨水埋設管を整備する。
  • 調整池からは、下流域に新たな洪水被害を発生させない様、排水量を調整しつつ排水する。
  • 地形的に、地区外からの雨水流入も発生するため、調整池は処理能力に余裕をもたせたものとする。


大雨時に一時的に水を溜める調整池

交通(道路) その1

【課題】

  • 地区内の道路は4~5.5m程度であるため、歩行者、車同士のすれ違い、緊急車両(救急車、消防車等)の通行に支障をきたす状況である。
  • 交差点には隅切りがないため、著しく見通しが悪く、出会いがしらの事故も度々発生している。
  • 朝夕などは、生活道路を通過車両がスピードを出して走行するため、危険である。


見通しが悪く危険な交差点

【解決、低減に向けて】

  • 歩行者、車両2台が同時にすれ違える、また、緊急車両と車両がすれ違える6mを基本として道路を整備する。(ただし、場所によっては現幅員のままとする。)
  • 交差点には道路に隅切りを設置する。
  • 通過車両ができるだけ生活道路に侵入しないよう、メリハリ(通過車両を集約する道路、生活道路の区別)をつけた道路交通網を構築する。
交通(道路) その2

【課題】

  • 地区内道路と、地区北側の県道羽生田上蒲生線との交差点には、信号機が1基しかなく、危険な右折、横断をしなくてはならない。

【解決、低減に向けて】

  • 区画整理事業による計画的な交通網の整備を警察へ提示説明することで、信号機の必要性を理解頂き、その上で信号機設置を要望する。
交通(道路) その3

【課題】

  • 地区内には個人名義の私道が数多く存在し、将来へ続く管理、補修等に関して不安が残る。


地区内に存在する私道

【解決、低減に向けて】

  • 私道の状態では、管理や補修は自分達で行わなくてはならない。
  • それぞれの私道について、地権者意向、道路としての必要性を確認の後、区画道路として整備し、公道として管理頂ける形とする。
上下水道対策

【課題】

  • 上水道の未整備地区が存在する。
  • 汚水(下水道)の整備が強く求められている。

【検討状況解決、低減に向けて】

  • 区画整理事業の道路整備と併せて、上下水道の工事を行い、すべての宅地で、上下水道を利用出来るようにし、安全かつ衛生的なまちづくりを行う。


道路工事と併せて行う下水工事

避難場所(公園)対策

【課題】

  • 子供達を安心して遊ばすことができ、住民の憩いの場となる所が少ない。
  • 災害時の一時的な避難場所として利用出来る公園、広場が少ない。

【解決、低減に向けて】

  • 子供から高齢者までが安心して利用出来、憩いの場となるような公園を計画的に設置し、災害時には避難場所として利用出来るようにする。


避難場所としても利用出来る公園

既存住宅の建替え、土地活用対策

【課題】

  • 当地区は、農業振興地域であるため、農業を振興する地域として位置づけられており、都市計画上は市街化調整区域とされ、住宅等の建築を制限すべき区域とされている。
  • 市街化調整区域であるため、基本的に、建築許可が下りない土地であり、利用や売買などがままならない。

【解決、低減に向けて】

  • 区画整理事業による確かなまちづくりを担保とし、農業振興地域から外し、市街化区域への編入を行う。

事業費軽減対策

【課題】

  • 当地区に不足している、道路等の公共用地や上下水道を整備するためには、大きな事業費がかかる。また、地区の特性として、既存家屋が多く、移転費用も大きくなることが予想される。

【解決、低減に向けて】

  • 道路等の整備にあたっては、極力今ある道路を生かした計画を考える。一方で、将来のことも考え一定水準の整備は必要だと思われる。常に、費用と整備効果のバランスを比較検討しながら検討を進めていく。
既存住宅地権者対策

【課題】

  • 一定規模以下の住宅用敷地のみ所有の場合、通常の減歩をすると過小となり今までの生活環境が維持できない。
  • 上記について、仮に通常の減歩を適用した場合、補償対象物件が多発し、事業費の大きな増大も見込まれる。

【解決、低減に向けて】

  • 一定規模までの住宅用敷地や小規模な土地については、減歩緩和策方式を検討している。
  • 減歩緩和対象者からは、緩和部分に相当する清算金を徴収する方法により対応を図っていきます。
六美町北部土地区画整理組合事務局
〒321-0216
栃木県下都賀郡壬生町壬生丁203-16
TEL/FAX : 0282-25-5350
ページ上部へ戻る